一般治療

予防歯科

正しいブラッシングを覚えましょう。

口腔内の細菌は凝集してバイオフィルム(プラーク)を作り、共存して生息しています。バイオフィルムは成熟すると抗生物質も効かなくなり、通常のブラッシングでは除去できなくなります。歯科医院で専門的なクリーニング(PMTC)を受けなければなりません。

虫歯と歯周病、どちらの予防にも通常のブラッシングで除去できるうちにクリーニングすることが肝心です。代表的なブラッシング法を示しますが、患者様の口腔内の状態に合わせたブラッシング法、歯ブラシの硬さや大きさ、補助器具がありますので歯科医師や歯科衛生士の指導を受けてください。

唇、頬側
歯ブラシの毛先を歯面に直角にあて、小刻みに左右方向に往復させます。
唇、頬側
舌、口蓋側
前歯は、歯ブラシを口から縦に挿入し、1歯ずつ小刻みに磨きます。奥歯は歯と歯肉の境目に、毛先を45度の角度であてるようにし小刻みに往復させます。
舌、口蓋側
噛む面
歯ブラシを歯に直角にあて、前後に小刻みに動かします。
噛む面

虫歯および根の治療

先を見据えた歯の検査。

ご存知でしょうか、歯科医師の仕事の多くは治療を施された歯の再治療です。虫歯を削って詰めものをした縁からまたできた虫歯を二次う蝕と言いますが、詰めたものの適合が悪いとこのような結果を招きます。ですから当医院ではルーペを使用し詰めものに隙間がないか、過剰に詰められていないかを良く検査しています。

また、虫歯が進行して神経を抜いた後、根の先に膿をもつ根尖病巣ができることがあります。神経の管は非常に複雑な形態をしていますので、しばしばこのようなことが起こります。根尖病巣の治療は感染根管治療と呼ばれ、歯の神経や血管が通っている管の中の細菌と汚染物質を取り除く治療法が行われます。まず歯の上の方の歯冠側から根管治療用の器具を挿入し、感染した歯質を歯の内側から削り取ります。さらに無菌的な状態を得るために、次亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素水などの薬品で洗浄し、根管内にも殺菌を目的とした薬をおいて経過をみていく治療になります。膿が消えて、良好な経過を経た場合には、根管内を封鎖する目的で根管充填という処置を行って、治療を終了します。感染の程度により治療回数は変わってきますが治療が長引くこともあります。ですからなるべく神経を抜かない治療を当医院では心掛けています。

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